居酒屋におすすめのPOSレジ8選|飲み放題・テーブル会計対応の選び方を解説

POSレジ

居酒屋の経営では、コース料理の管理や飲み放題の時間管理、グループ客の分割会計など、一般的な飲食店にはない独特の業務課題があります。

複雑な業務を限られた人数で回さなければならない場面も多く、業務を効率化できる仕組みづくりが欠かせません。POSレジは、居酒屋ならではの課題に対応しやすい手段のひとつです。

一方で、機能や料金体系は製品ごとに異なるため、どれを導入すれば自店に合うのか迷う方も多いでしょう。この記事では、居酒屋に特化した視点でおすすめのPOSレジ8製品を比較し、選び方のポイントや費用相場もあわせて解説します。

居酒屋にPOSレジを導入するメリット

居酒屋の業務は複雑で、繁忙期には注文ミスや会計の遅れが生じやすくなります。加えて、帝国データバンクの2025年10月調査によると、飲食店の非正社員における人手不足割合は53.4%で、依然として高水準です。限られた人数でも運営しやすい体制づくりが求められています。

POSレジを導入することで、注文管理や会計対応を効率化し、スタッフの負担軽減と顧客満足度の向上につなげやすくなります。ここでは、居酒屋にPOSレジを導入するメリットを具体的に解説します。

参考:人手不足に対する企業の動向調査(2025年10月)|帝国データバンク

注文・会計業務の効率化

紙の伝票による注文管理は、書き間違いや読み間違いが起こりやすく、ピーク時の混雑に拍車をかける要因となります。POSレジを導入すれば、注文内容をデジタルで記録でき、キッチンにもスムーズに共有できます。

会計時には各テーブルの注文履歴をそのまま呼び出せるため、伝票の合計計算や打ち間違いもなくなるでしょう。複数テーブルを同時に抱える繁忙時間帯でも、スタッフ一人ひとりの負担が軽くなり、接客に集中できる環境が整います。

飲み放題・コース管理の自動化

居酒屋ならではの課題として、飲み放題の終了時間管理やコース料理の提供タイミングの把握があります。スタッフが手動で時間を管理していると、ラストオーダーの案内漏れや提供忘れが起きやすくなります。

POSレジに飲み放題管理機能があれば、テーブルごとの開始時刻から残り時間を自動で表示し、ラストオーダーのアラートも出せるでしょう。コース料理の進捗もシステムで追えるため、スタッフ間の情報共有が不要になり、対応のムラがなくなります。

売上データの活用で経営判断が速くなる

POSレジが記録した売上データは、商品別・時間帯別・曜日別に自動で集計されます。「金曜の21時以降はハイボールの注文が増える」「コースAよりコースBの方が注文率が高い」といった傾向が数字で把握できれば、メニューの改廃や仕入れ量の調整に活かせます。

クラウド型であれば外出先からもデータを確認でき、複数店舗を持つオーナーにとっては本部での一元管理も可能です。

居酒屋向けPOSレジを選ぶポイント

居酒屋に向くPOSレジを選ぶには、汎用的な機能だけでなく、居酒屋特有の業務に対応できるかを確認することが重要です。以下の観点で比較すると、用途に合った製品が見つかりやすくなります。

飲み放題・コース管理機能の有無

居酒屋にとって必須ともいえる機能が、飲み放題・食べ放題の時間管理とコース管理です。具体的には、テーブルごとの開始時刻記録・残り時間の表示・ラストオーダーのアラート通知、コース外注文の管理(飲み放題外品目への個別課金)などが挙げられます。

POSレジによっては飲み放題に対応していなかったり、追加オプション契約が必要なケースもあるため、事前に確認が必要です。

テーブル管理と分割会計

グループ客が多い居酒屋では、テーブルごとの注文管理と会計の分割・統合が頻繁に発生します。「テーブルA・Bの注文を合算して1枚の伝票にする」「4人で均等割り」「個別に支払い方法を変える」といった操作をスムーズにこなせるかが重要です。

POSレジの画面上でテーブルのレイアウトを再現できる製品は、どのテーブルが注文中かを一目で把握できるため、フロアスタッフの連携がしやすくなります。

セルフオーダーとキッチン連携

人手不足が続く中、セルフオーダー(テーブルタブレットやQRコードでの注文)との連携はコスト削減と注文ミス防止の両面で効果があります。

注文データがキッチンプリンターやキッチンディスプレイに自動で届く仕組みがあれば、ホールとキッチン間の口頭伝達が減り、調理の優先順位管理もしやすくなります。

ただし、セルフオーダーは別サービスとして契約が必要な場合が多いため、連携のしやすさと追加費用を確認しておきましょう。

費用と導入のしやすさ

POSレジの費用は「初期費用・月額費用・ハードウェア費用・決済手数料」の4つの観点で比較することが重要です。無料プランや低コストで始められる製品は小規模居酒屋に向いており、大規模チェーンや多機能を求める場合は有料プランが必要です。

また、スタッフの入れ替わりが多い居酒屋では、操作がシンプルで教育コストが低い製品の方が実務上のメリットが大きいことも覚えておきましょう。

居酒屋におすすめのPOSレジ8選

ここでは、居酒屋向けPOSレジとして必要な商品管理・売上分析・基本機能を備えた8製品を比較して紹介します。

名称月額費用主な特徴提供元
スマレジ無料〜(プランにより異なる)多機能・高拡張性株式会社スマレジ
POS+ food要問い合わせ飲食業特化・365日対応サポート・継続アップデートポスタス株式会社
ユビレジ6,900円〜飲食業特化・充実サポート株式会社ユビレジ
Airレジ無料初期費用・月額無料株式会社リクルート
Square POSレジ無料(決済手数料3.25〜3.75%)小型端末・シンプル料金Square株式会社
USENレジ FOOD要問い合わせ飲食業特化・簡単操作株式会社 USEN
CASHIER POS無料〜(プランにより異なる)多機能・柔軟カスタマイズ株式会社ユニエイム
ワンレジ要問い合わせシンプル操作・不正防止機能株式会社スカイダイニング

スマレジ

引用元:https://smaregi.jp/
項目内容
主な機能在庫管理・商品管理・顧客管理・データ分析
月額費用無料
対応決済Air PAY連携でクレジットカード・電子マネー・QRコード
おすすめポイント月額・初期費用ゼロで始められる

スマレジは、国内で多くの店舗に導入されているクラウド型POSレジです。居酒屋向けには、テーブル管理・コース設定・飲み放題設定・キッチンプリンター連携など、現場で求められやすい機能を備えています。

複数テーブルを同時に管理しやすい操作画面で、注文状況や会計状況を把握しながら、繁忙時間帯でもオペレーションを進めやすい点が特徴です。売上分析では時間帯別・商品別・スタッフ別のデータを確認でき、多店舗運営時の一元管理にも対応しています。

さらに、セルフオーダーや外部システム連携も活用しやすく、予約管理や会計まわりの仕組みをつなげやすい点も強みです。電話・メール・チャットによるサポート体制も用意されており、個人店から複数店舗展開まで検討しやすい製品です。日々の接客と会計の負担軽減につなげやすいでしょう。

POS+ food

引用元:https://www.postas.co.jp/food/
項目内容
主な機能商品管理・売上分析・顧客管理・オフライン対応
月額費用要問い合わせ
対応決済クレジットカード・電子マネー・QRコード(POS+ Pay)
おすすめポイント飲食業特化・365日対応サポート・オフライン利用可

POS+ foodは、飲食店に特化して設計されたクラウド型POSレジです。テーブル管理・セルフオーダー・キッチン連携・飲み放題管理など、居酒屋の運営に必要な機能を一元化できる点が特徴です。

画面はシンプルで操作しやすく、スタッフ教育の負担を抑えやすいため、アルバイトを含む現場への定着も進めやすいでしょう。飲み放題の開始時刻や制限時間の管理、コース外商品の個別課金にも対応しており、複雑な料金設定がある店舗にも向いています。

さらに、売上データはクラウド上で集計され、品目別・時間帯別の分析をリアルタイムで確認できます。日々の営業状況を把握しやすく、オペレーション改善や売れ筋把握にも活用しやすい設計です。

また、多店舗展開時にも情報をまとめて確認しやすく、管理負担の軽減にもつながるでしょう。

ユビレジ

引用元:https://ubiregi.jp/
項目内容
主な機能売上管理・顧客管理・店舗管理・データ分析
月額費用6,900円〜
対応決済クレジットカード・電子マネー・QRコード
おすすめポイント飲食業向け機能の充実度とサポート体制

ユビレジはiPadを活用したタブレット型POSレジで、シンプルで迷いにくい操作性が強みです。飲食店での導入実績が豊富で、居酒屋でも使いやすい設計です。新人スタッフにも共有しやすく、忙しい時間帯でもレジ対応を属人化させにくい点は、回転率を重視する居酒屋にとって見逃せません。

テーブル状況の確認から注文追加、会計までを直感的に進めやすく、スタッフの入れ替わりが多い店舗でも定着しやすいでしょう。商品は画像付きで登録でき、カテゴリ分けによって目的のメニューを呼び出しやすく、注文対応もスムーズです。

テーブルごとの注文履歴管理、分割会計、合算会計にも対応しており、グループ利用が多い居酒屋の会計負担を抑えやすい点も魅力です。売上は時間帯別・商品別に集計でき、仕入れ数やシフトの見直しにも役立てられます。

Airレジ

引用元:https://airregi.jp/
項目内容
主な機能在庫管理・商品管理・顧客管理・データ分析
月額費用無料
対応決済Air PAY連携でクレジットカード・電子マネー・QRコード
おすすめポイント月額・初期費用ゼロで始められる

Airレジは、リクルートが提供するタブレット型POSレジです。シンプルな画面構成と導入しやすさが特徴で、はじめてPOSレジを導入する居酒屋にも向いています。会計・売上集計・商品登録などの基本機能を備え、日々のレジ業務を無理なく効率化しやすい設計です。

Air PAYと連携すれば、クレジットカードやQRコード決済にも対応できます。売上は商品別・時間帯別・スタッフ別に確認でき、メニュー改定や販促の見直しにも役立ちます。テーブル管理はAirレジ for レストランで利用でき、テーブルごとの注文管理や分割会計にも対応可能です。

一方で、飲み放題管理は標準機能の中心ではないため、その機能を重視する居酒屋では事前確認が欠かせません。個人経営の小規模店舗を中心に、実務でも比較的スムーズに使い始めやすい製品です。

Square POSレジ

引用元:https://squareup.com/jp/ja
項目内容
主な機能在庫管理・商品管理・顧客管理・データ分析
月額費用無料(決済手数料3.25〜3.75%)
対応決済クレジットカード・電子マネー・QRコード
おすすめポイントコンパクトな端末とシンプルな料金体系

Square POSレジは、基本機能を無料で始めやすいクラウド型POSレジです。商品登録・売上管理・在庫管理を備えており、導入時の負担を抑えやすい点が強みです。Squareの決済端末と組み合わせれば、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済に幅広く対応できます。

飲食店向け機能では、テーブル管理やメニュー更新、キッチンとの連携、スタッフ別の売上確認にも対応しており、注文から会計までの流れをスムーズにしやすい設計です。

操作画面は比較的わかりやすく、売上状況もリアルタイムで把握しやすいため、会計待ちを減らしたい居酒屋や、キャッシュレス対応を無理なく進めたい店舗に向いています。

小規模店でも導入しやすく、日々の運営改善に活かしやすいでしょう。客数の多い時間帯でも現場で使いやすい構成です。

USENレジ FOOD

引用元:https://usen.com/service/pos/tab/uregifood/
項目内容
主な機能売上分析・顧客管理・店舗管理
月額費用要問い合わせ
対応決済クレジットカード・電子マネー・QRコード(USEN PAY)
おすすめポイント飲食業向けの充実した機能性とシンプルな操作性

USENレジ FOODは、居酒屋の会計業務と日々の店舗運営を支える飲食店向けPOSレジです。テーブル管理やメニュー登録、売上確認などに対応しており、居酒屋で発生しやすい日常業務を進めやすい設計です。

画面は比較的わかりやすく、POSレジに不慣れなスタッフでも操作を覚えやすいでしょう。キャッシュレス決済サービスと連携して使えるため、会計手段を広げたい店舗にも向いています。売上データはクラウド上で確認しやすく、時間帯別や商品別の動向も把握可能です。

外出先から売上状況を確認できるため、店舗を離れて管理したいオーナーにも使いやすいでしょう。サポート体制も整っており、導入後の不明点やトラブルを相談しやすい点も強みです。初めて導入する店舗でも無理なく運用を始めやすく、比較候補に入れやすい製品です。

CASHIER POS

引用元:https://cashier-pos.com/
項目内容
主な機能商品管理・顧客管理・店舗管理・モバイルオーダー
月額費用無料〜(プランにより異なる)
対応決済クレジットカード・電子マネー・QRコード
おすすめポイント多機能性と柔軟なカスタマイズ対応

CASHIER POSは、居酒屋の会計業務と日々の店舗運営を支えるクラウド型POSレジです。テーブル管理・飲み放題管理・キッチン連携など、居酒屋で使いたい機能を幅広く備えており、注文状況や会計待ちのテーブルを画面上で把握しやすく、ピーク時のオペレーションを進めやすくします。

飲み放題では開始時刻や制限時間を管理しやすく、ラストオーダーの見落とし防止にも役立ちます。商品登録も柔軟に行え、季節メニューや期間限定品の追加・変更にも対応しやすい設計です。

売上データはリアルタイムで集計され、品目別や時間帯別の動向を確認しやすいほか、複数店舗の情報もまとめて管理できるため、中規模以上の居酒屋や今後の多店舗展開を視野に入れる事業者にも向いています。データはクラウドで管理され、扱いやすさにも配慮されています。

ワンレジ

引用元:https://one-regi.com/
項目内容
主な機能商品登録・売上分析・予約管理・顧客管理
月額費用要問い合わせ
対応決済クレジットカード・電子マネー・QRコード
おすすめポイントシンプルな操作性と不正防止への配慮

ワンレジは、飲み放題・つけ払い・割り勘など、居酒屋で発生しやすい業務に対応しやすい飲食店向けPOSレジです。飲食店の現場で使いやすい設計を重視しており、飲み放題・食べ放題プランの開始時刻や残り時間、ラストオーダー案内をシステム上で管理しやすい点が特徴です。

つけ払いや割り勘にも対応しているため、注文が重なる時間帯でも会計負担を抑えやすく、常連客対応を含む日々の接客も進めやすいでしょう。操作画面も比較的わかりやすく、売上データはリアルタイムで確認でき、日々の営業状況の把握にも役立ちます。

さらに、顔認証による打刻を含む勤怠管理機能も備えており、シフト管理を含めた店舗運営を進めやすい点も魅力です。24時間365日のサポート体制が用意されているため、深夜営業の居酒屋でも導入後に相談しやすいでしょう。

居酒屋向けPOSレジの費用相場

居酒屋向けPOSレジの費用は、主に「初期費用」「月額費用」「ハードウェア費用」「決済手数料」の4つで構成されます。料金体系は製品ごとに異なるため、導入時の費用だけでなく、継続的にかかるコストまで含めて比較することが重要です。

初期費用は無料〜数万円程度が一般的です。月額費用は無料プランから飲食店向け機能を備えた有料プランまで幅があり、相場は月額3,000〜15,000円程度です。ハードウェア費用は、タブレット端末やレシートプリンター、キャッシュドロア、決済端末などを含めて3万〜15万円程度が目安です。

キャッシュレス決済を導入する場合は、決済端末の費用や手数料も含めた総コストを事前に確認しましょう。

よくある質問

居酒屋向けPOSレジを検討する際は、機能や費用だけでなく、実際の運用に関わる疑問も事前に確認しておくことが大切です。ここでは、導入前によくある質問をまとめて解説します。

居酒屋に向いているPOSレジの条件は何ですか?

飲み放題・コース管理機能の有無と、テーブル管理・分割会計への対応が最優先の確認ポイントです。これらは一般的な飲食店向けPOSには搭載されていないケースもあるため、居酒屋での利用前提で確認が必要です。また、深夜営業が多い居酒屋では、サポートの対応時間も重要な選定基準になります。

無料で使えるPOSレジはありますか?

基本機能を無料で使える製品として、Airレジ・Square POSレジ・スマレジ(基本プラン)などがあります。ただし、テーブル管理や飲み放題管理など居酒屋に必要な機能は有料プランに含まれることが多いため、無料プランで使える範囲を事前に確認することをおすすめします。

セルフオーダーと連携できるPOSレジはどれですか?

スマレジ・POS+ food・CASHIER POSはセルフオーダー連携に対応しており、テーブルタブレットやQRコードからの注文をPOSに直接取り込むことができます。人手不足対策としてセルフオーダーを検討している場合は、POSレジとの連携可否と追加費用を合わせて確認してください。

まとめ

居酒屋向けPOSレジを選ぶ際は、基本的な会計機能だけでなく、飲み放題管理・コース管理・テーブル会計など、居酒屋ならではの業務に対応できるかどうかを確認することが重要です。

あわせて、導入費用や月額料金、サポート体制、売上分析機能の有無も比較しながら、自店に必要な機能を見極める必要があります。

まずは店舗の規模や運営課題、予算を踏まえて候補を絞り、無料トライアルや見積もりを活用しながら、実際の使いやすさを確認していくとよいでしょう。

飲食店に最適なPOSレジバー向けPOSレジおすすめ8選についてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。